診療内容

セレックとは

~体に優しさを求めて 美しさとともに~
セレックとはコンピュータ制御により修復物を設計製作する歯科専用のCADCAMシステムです。口腔内を3D光学カメラで撮影し、コンピュータ上で歯を再現・設計し、ミリングマシンで自動的にセラミックの塊を削って歯を作成します。



セレックの特徴

①治療が1日で完了することも可能。
 設計が終われば削り出すのは10分以内です。
②不快な型取りが不要。3D光学カメラで口腔内をスキャン(撮影)、
 短時間で完了します。嘔吐反射のある人に対しても有効です。
③体に優しい。金属アレルギーの心配が全くありません。
 セレックのセラミックは固すぎないので対合歯を傷つけにくく、
 非常に生体に優しい材料です。
④天然歯に近い色である。金属の裏打ちを使わないので透明度が高い。
⑤虫歯が再発しにくい。
 天然歯と同様に摩耗するので段差ができにくく虫歯になりにくい。
 1日で修復すれば細菌による汚染も少ない。
⑥データ的に4倍も長持ちする。
 生存率が15年後で94%、20年後で90%というデータが出ています。
 保険適用のインレーの平均寿命は約5.6年、
 CR(レジン、プラスチックの詰め物)は約5.1年といわれています。
⑦自然な美しさ、透明度は他の材料では再現できません

ワンデートリートメントのメリット

1日で治療が終了します。
仮歯を入れる必要がありません。
削ったところが細菌に汚染されません。
仮詰めが外れる不快感がありません。
咬合力による薄い部分の破折もありません。
※部位によっては当日できない場合もあります。

セレックによる治療

すべてセラミックのブロックを削り出したもので、金属を使用していません。そのため金属アレルギーの心配がありません。 歯茎を黒くすることもなく、生体にやさしい材料です。
汚れにくく変色もない所も優れています。

※写真を許可無く複製、転載されることを禁じます。

治療例1
いかに適合のよい金属によるインレー修復ができても、経年的に金属と歯の耐摩耗性が違うために段差ができます。
また、金属は熱による膨張収縮を繰り返し、接着剤となるセメントの崩壊を起こし隙間を作ります。
左下7番(第二大臼歯)の遠心部(後方)から二次カリエス(虫歯)ができていました。
金属のインレーを外すと全体的に広がって進行しているのがわかります。
虫歯の部分を取り去り、できるだけ単純な形に削ります。
遠目にはわからないよう修復ができました。
費用 \35,000(税抜き)
治療例2
右上の1番、左上の1番は古いセラミック(メタルボンド、陶材焼付冠)、 左上2番は変色した保険適用のレジン前装冠、右上1番は近心(中央より)にCRが充填してあります。
審美的に不満を感じ、やり直しを希望のためセレックにより修復。
費用的にも安価で、金属の裏打ちを持たないため透明度が高くきれいです。
歯肉も金属がなくなり、適合度が上がり炎症が消失したためきれいになってきました。
歯の形は外に広がった印象があり、内向きにして少し上品な感じになりました。
セレックはセラミックのブロックを削り出すため、色調が限られています。そのため審美性の許容度の低い小臼歯部、大臼歯部でないと難しい事が多いです。何本かまとまったときにはこの症例のように合わせることが可能です。
費用
セラミック4本 \160,000(税抜き)
形成料     \ 20,000(税抜き)
合計      \180,000(税抜き)